「白いバックル」が意味するもの。

変な天気が続いています、地域によってはとんでもない大雨らしく、今年は(も)豪雨災害が起こるのかと思うと、日本の気候がすっかり変わったことを実感します。


自分が子供の頃(現在33歳)は、梅雨というと、どんよりとした雲が垂れ込みつつも、静かな雨がずっとしとしとと降っているというような、紫陽花の似合う梅雨だったように記憶しています。


それが、ここ数年の梅雨となると、しとしと なんてお淑やかなものではなく、ドアァァァ!と来たと思ったら スッと止んで、またドアァァァ!と雨が降る。思いっきり降るか、降らないかのどちらかしかない。

降るというか、地面を叩きつけるといった方が表現がしっくりくる。

紫陽花の似合う梅雨は、どこへ行ったのやら。


思えば梅雨といえば、紫陽花とともに、カタツムリも梅雨の絵に入っているものでした。

カタツムリの纏う「のんびりとした時間」は、現在の天候や世の中の流れにすっかり合わなくなりました。世の中の動きには全てに意味があり、意味のないものは、意味がないとレッテルを貼られる。のんびりなんてしていられない。

と、産業の街愛知県にいるとよくそう思います。


それを思うとかつての梅雨のような余裕がすっかり無いものとなっているような なんて思ったりします。

でも人間はずっと人間。カタツムリを見て何か思う気持ちというのは、ずっと持っているものです。

産業の街にも、カタツムリは居る。

さて、半年前にオーダーをいただいたバッグの案件。

お互いの諸事情により納期に余裕をいただいておりましたが、悩みに悩んだ設計が完成し、制作に入りました。


僕は自転車のスペシャリストですが、今回制作するバッグというのは、全くの分野外のもの。

オーダーいただいたバッグの、その使われるシチュエーションや、お客さまの本当の要望を想像して、おそらく「こういったものが必要なのだろう」と思いを巡らして、内容物を実測し、実際の製品を作ります。


おそらく「〇〇(まだ秘密)を入れる」専用バッグを作る なんてのは例のないことだろうと思われます。


バックルがホワイトである。というのがその「まだ秘密」と濁しているモノを物語っているのですが、

しっかり完成し次第、種明かしといたします。



では、明日もよろしくお願いいたします。

豊田市稲武の自転車屋 土本自転舎

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