日記


意外と好評です(自社調べ)。

暇つぶしにどうぞ。店主の熱い思いを書く日もあれば、ダラダラと書く日もある、そんな日記です。


今年は雪が多く、冬籠感があるだろうか と思っていましたが、ありがたいことに連日ご来店いただいて感謝感激です。

この3連休は来客予定が入ったため、シクロクロス出店を見送り店に居ります。




今春に向けて、作業場や展示のレイアウトを変更したり、あけび沢パンプトラックの運用方法を模索したりと、自分なりに再スタートをきりました。


あけび沢パンプトラックは今シーズンの運用が少なかったのですが、それは運用方法の問題や、僻地で過疎地という「どうしようもない」部分を目の当たりにして、反省しつつ無理せず少し休憩 といった気持ちで、距離を置いていたからです。


できれば途切れることなく在り続けることがベストなのは重々承知しているのですが、距離を置いたからこそ知ることもあるため、これはこれで必要な期間だったと思える様な形で再スタートして、この場所に来ることが色々な効果を生むことになる という様なコンセプトでやり直せたらと考えています。



書きたいことが色々ありますが(仕事のこととか、家のオフグリッド率とか)、書くことで気持ちよくアウトプットができるので、じっくり書ける時にじっくりと、またブログで綴っていきます。


では明日もよろしくお願いします。

新年明けましておめでとうございます。


弊社の2025年は冬季営業の状態でスタートしますので、基本的に予約制となります。

とはいえ明日に納車があるため、明日が新年営業スタート ということになります。



家の目の前が仕事場である上に、これだ と思ったジャンルを仕事にしているため、常日頃から仕事のことが頭の片隅にあります。

そんなことは当たり前なのかもしれませんが、苦痛に思うことなく仕事のことを考えられるのは、自分なりの働き方だと腑に落ちています。



ちょっと前に、自分は自転車屋というよりは自転車整備士だな と書いたことがありました。

それは、世の中において自分の力で変えられるところは限定的だと悟った”自分の限界”を表しており、自分の望む世界と世の中のニーズとの乖離であり、そして変えられる部分をあらためて見つめ直す と俯瞰した立ち位置に前向きな諦めを持って登った上で感じたことでした。


所詮 という言葉は、後ろ向きにも前向きにも捉えられる。

僕にとっては前向きな言葉であり、「所詮自転車整備士」と胸を張って言えるのは、明日の納車を含め今まで弊社に自転車を預けたり、相談したり、架空の自転車についてあれこれと議論を交わしたりしていただいた皆様のニーズが、自信を与えてくれたからです。



自分にできるのは、ここからここまで。

ではなぜ「ここからここまで」以外はできない(やらない、もしくはやめた)のか。


それは、自分にとって腑に落ちなかったり、もっと言うと、大義名分を旗に人を無理に動かしていたり、そして「変えられないものを変えようとしていたり」するからだ。



例えば道路事情を見ると、

歩道があり(あるいは無い)、車道がある(道=車道である)。そしてその両脇には宅地農地雑種地森林とある。

自転車が走るところはどこだろう。

一応、法律で指し示されているが、そこは「車道と歩道の間にある隙間」と表現して差し支えない程度の細いレーンだ。法律で指し示されていても、実際には明確なレーンは無いに等しい。


そこに「安全に走れる自転車レーン」を敷こうとすると、「宅地農地雑種地森林」を削らねばならない。

それ、誰ができますかね?と言う話になる。

自転車愛好家の政治家が、タッチしなかった(したのかもしれないが)ところだ。というか僕のような小市民ですらちょっと考えただけで「無理」と思う。


あるいは車道を削る?あり得ない。車は都市部を除いて生活に必須だ。そして経済の要である。(ここは豊田市だからものすごくよく理解している。)


自転車、スポーツサイクルが市民権を得る と言うのは、化石燃料が枯渇しない限りは無理だろう。って、EVがアレか。

EVがアレだ。そうなるといよいよ本当に無理である。いやでもEVも化石燃ry(略)



っという様な議論は、界隈ではとてもしにくい。

と言うのも、耳が痛いし都合の悪い話なので誰も聞きたくないからだ。

それを言っちゃあおしまいよ と言われてしまう。(実際にキレられたこともある笑)



しかし、これが事実ではないだろうか。

残念ながら、自分の思うような理想には現実は成らない。無理という言葉が存在するくらいだから、無理は存在するのだろう。

「変えられないものを変えようとする」のは無理が生じる。



ところで、変えられる部分というのはなんだろう と思うと、これが実際に色々とあるわけで、

僕はこれに向かって進もうと、決意したわけです。



『変えられないものに固執しない。変えられる部分を見つけて自分のアイデアで挑戦する。』



これが今年の指針。というか、これからの指針です。



では明日から、よろしくお願いします。


ここしばらくは雪が降る日が多く、今年は早い時期から雪景色を見られた稲武。


雪が降ると一気にしんとするこのエリアですが、今年も弊店をさまざまな形でご利用いただいた方たちに助けられ、大晦日を迎えます。


皆様、今年もありがとうございました。



来年も出店、店舗との両刀使いでやっていきますので、またいろんなところでお会いできれば幸いです。




4日ぶりとなった今朝の裏山ハイク。

重たくなった足捌きが気になって仕方がなかったが、今日も今日とて歩いた。


山頂は辛うじてうっすらと雪が残ってる。

隣村、根羽村の高いところはもう道に雪があるというのに、ここは降ってもまだまだ積もりません。(稲武の高原 亀甲苑は雪があると思われる。)

言うまでもないが、自分は冒険家のごとく過酷なフィールドに向かうわけでもなければ、強靭な自転車レーサーでもなんでもない。


サイクリングはそこそこ、渓流釣りは日帰り。裏にある山にチョコチョコと登っては、山はいいなぁと満足している。


言わば、中くらいのアウトドア愛好家だ。

中くらいと言えば、所詮中くらい。

しかし中くらいのアウトドアでも、そこそこ続けてきたつもりだ。


移住して6年、そんな「中くらいのアウトドア」は生活の一部となり、より濃密に「中くらい」をやっている気がする。


0か100か、ではない、中くらい。100はおそらく冒険家か。

もちろん冒険家に憧れはあるが、そんなことを言いながらやっぱり、中くらいのアウトドアをやっている。


でも中くらいでいいと思っている。



ここで事細かに書くのはやめとくが、田舎暮らしも中くらい。ほどほどにいい加減でやっています。

(100は、電気引いてない完全オフグリッド)





ってことで、今日は中途半端ですがこの辺で。

中くらい ってことです。



冬季は予約制です。

よろしくお願いします。

11月から始めた、というか特にそんな気もなく何故だか続いている裏山ハイクが、16回目?17回目?と回数がわからなくなってきたのでそろそろカウントしようか と思っている昨今。


いわゆる低山ハイク。889mあり、御嶽が見える。

45分で往復できる。

まるで緑地公園を散歩しているような時間の使い方が、自分のやる気と気分、要するに生活にフィットしていて、どうやらやめられなくなっている。

「市街地でいうところの緑地公園的な立ち位置だな」と変換をしているが、しかしこの裏山は、人口2000人足らずの山間地の町にある、百名山でも万名山(なんだそれ)でもない山である。緑地公園で発する「おはようございます」は、確か2度ほどしか使っていない。

それほど人が少ない。



それが、続いている要因でもある。

人が少ないが故のメリットを存分に享受していると感じるのか。

(地方創生の文脈がコロナ以降も続いている昨今において首を捻られそうな発言だが、地方創生をしばらく見てきた中での発言なので異論は受け付けない。あくまで自分の意見である。)

一言でいうと、社会の影すら当たらないこの山で”気兼ねなく”山に向き合えるのが、心地いいと感じている。

熊鈴を鳴らさず、無音、静音の中に息と踏み音が山道の霞に残る。

霞が見えるのは、静かな山道ならではだろう。


↑12月8日。


11月からの裏山ハイクで一度だけ、土曜日の昼間に登った。(臨時休業をいただいた日です)

山頂に着くと、その日は3組ほどが山頂でそれぞれの時間を過ごしていた。

「どこから来たのか」「御嶽は」「紅葉は」と、山好きで山慣れしている人たちとの会話はテンポ良く、体が冷えない程度の数分で”結”へと流れ、心地よく感じる。


社会の影すら当たらないこの山での山好きとのあいさつは、どこかホッとするところがある。




今住んでいるところは、自分の正しい居場所だと思っている。

6年住んでいる。

地域は時に冷たい。しかしその床下には暖かな熱源がある。なので表面的な冷えを感じることもあるが、体はポカポカと暖かい。

暖かいのは、生活の文化、継がれてきた暮らしががまだ辛うじて残っているからだ。

その文化を持っている世代が段々と旅立っていく時代。あまりにも悲しいではないか。日本にとっても、自分にとっても。


6年住んで、実にいろんなことがあった。

冷たさも暖かさも両方感じているが、総評すると、ここは今の自分の居場所である。


ポカポカと暖かいし、それでいて、”霞”は其処彼処で人の心に思慮を与える。



なんだか住処の讃歌になってしまった。

※12月1日(日曜日)は臨時休業いたします。



急に寒くなり、手の悴み(かじかみ)に慣れない。昨日に続き、今日も寒い。

ちょっと前まで 暑い暑い と言っていた気がするが、あれはなんだったんだろう。


さてここ最近は裏山ハイクが調子良くテンポよく、体も使い景色良く、おまけに薪(たきぎ)集めにもなる と言う具合に山生活にフィットしている。


おまけにバッグのアイデアも浮かんだりして、夜な夜な試作し、そして山に持ち込んでいる。


自転車で使うのに調子良く、ハイキングをはじめ山での活動にも使うことができて、おまけにデザインの守備範囲が広く普段使いにも持っていける というバッグを作り始めてしばらくが経ちました。


「誰かの何かの役に立っているのだろうか」と、自問することも多々ありますが、

実際に使われている方を見かけると、あぁよかった とホッとし、また制作に没頭します。




一人が作っているものよりも大手の手がけるものの方が社会により広く浸透していくのは当たり前であり、そこは変えることができない部分。

しかし大手では賄いきれない隙間を埋めていく ということはできますので、自分なりに見つけたその隙間を埋めるべく、続けています。




そう、世の中には、よほどの天変地異が起きない限りは変えられない比率がある と感覚的に思っています。

前述したこともそうですし、その他にも色々あるでしょう。



例えば街暮らしと田舎暮らしの比率もそうだ。

「住むには尾張旭(故郷だから引き合いに出してもいいでしょう)よりも名古屋、名古屋よりも東京。少なくとも田舎よりは市街地だろう。」

といったように、普通はそれなのだから、そこは変えられない という例えは多くの方が(このブログの読者は違うかもしれませんが笑)頷くでしょう。


「田舎は縛られた生活で、都市部はより自由度のある生活。」(僕はその逆だと思っているが)

田舎が好きで田舎に住む と言う人が子育て世代も含め比率が増える という世界には、相当な天変地異(それが起こったらおそらくとんでもないことになる)が起こらない限り成らないと思っている。




田舎の中にも比率があり、変えられない部分がある。

そう思うと、世の中そういったものなのだろう と俯瞰して見ることができる。




事の始まりが段々と大きくなり、そして比率が生まれる。

元々はマイナーで小さく始まったものが段々とマスに移行し、場の面白みや軽さが段々と硬く重くなっていく。

しかしそこにはきちんと「変えられる部分」があり、そこの部分でうまくやっている人を見て、あぁすごいなぁ と素直に尊敬し、自分のあるべき姿を再認識することがある。


と同時に、変えられない部分に固執してしまう性を見ることもある。



数学的には「定数」「変数」というらしい。

定数は変えられない。変数は変えられる。



要するにどんなジャンルにも変えられる部分があり、そこでいかにやっていくか だなぁと感じたわけです。

そこで初めて「誰かの役に立っている」ことになる。


アウトドア。サイクリング。

小さいジャンルですが、自分にできることを自分なりにやっていくつもりです。



明日は臨時休業とさせていただきます。


おかげさまでTiny Pouchがじわりじわりと旅立っており、在庫補充がそろそろ必要になってきました。


ちょっとしたサイクリングに使える。そしてハイキングにも使える。


自転車のハンドルにしっかりと固定されるので、バッグが安定しストレスにならない。

ウェストポーチとしても使える。

小ぶりなウェストポーチは、着け心地や見た目共に違和感がない。

防水生地なのでカメラバッグとしても活用できる。


Tiny Pouchは僕の思う自転車像にマッチしている。

前回のブログでも書きましたが、スポーツサイクルは旅(距離や時間の長短、大小に関わらず)の移動手段だと思っている。

(もちろんいろんな考えがあっていい。スポーツサイクルはレース用車両だという人もいる。)



日々自然に囲まれた生活をしていますが、それでも僕はときどき、あえて山の中を歩く。

そこには日常生活とは違う雰囲気が漂っている。

いくらあれこれ悩み考えながら山に入ろうが、木々は素知らぬ顔で立っている。

自分を客観視できるという点でも、あえて山の中に入るという行為が好きだし必要だと思っている。


それは旅にも当てはまる。

自分のことなど誰も知らない土地へ行くのはいいものだ。

それと同時に、彼方に見える山の麓での暮らしはどんなだろう だとか、彼方の見えない人たちの生活や営みに思いを馳せることもある。

人の生活そのものが、その場の雰囲気に匂い香りをつけている。


地域によりその雰囲気は色々である。そして山にはそれらとはまた違った、しんとした雰囲気が霧のように漂っている。


ずーっと同じ匂い香りのところに居続けると、その匂いが自分の中へ侵食してくるようだ。

好きな匂いだろうが、それ一色に染まるというのは人間にとって風通しのいいことではないようなので、時々は小さくとも短くとも旅に出たり、山に入ったりするのがいい。


霧にすら香りを感じられる。それは人間にとってかけがえのない体験だ。



そうした体験には、歩くこと、そして自転車に乗ってサイクリングをすること というのはとても手軽な手段だと思う。



というのが僕にとっての自転車像です。

時々僕は自己流の表現をしますが、ちょっとでも感じていただけたら幸いです。


では明日もよろしくお願いします。

朝晩が冷え込むようになり、いよいよ冬か という気がしてきました。


最近、なぜだか裏山が気に入り(今更)、11月に入ってから今日で9回目のハイク。


標高889mの低山。ここは標高580m。30分で300mを登ると山頂に着きます。

ここ最近は山頂からの風景を登る度にインスタグラムのストーリーズに上げているのもあり、ご来店ついでに裏山へ登る という方がいます。

今日もそうでした。


スポーツサイクルはアウトドアであり、旅(長くても短くても)の道具だと思っています。


自転車をどこからどう見るかなんて人次第なのですが、スポーツサイクルをレース車両やトレーニング用器具だと思う人もいるし、盆栽だと思う人もいる。


なので自分にとってはハイキングも、自転車に乗ることも、同じアウトドアでありやってることは一緒だという感覚がある。


SALTWORKS製品は、自転車に着けられて、自転車から降りて歩く時にも使用できるほか、いろんなアウトドア遊びの供にもなる という軸を持って作っている。


それは自分なりの表現であり、これがベストだ と思っているから製品として形にしている。


人それぞれなのでこう言ってはアレだが、山に触れること、入ることは万人にとっていいことだと思う。

そんなことを思いながら今日は下山しました。



ちなみにこの裏山。僕の登山頻度なんてしょぼいもので、3年間で670回(今日時点)登っている人がいる。

ただ僕は僕なりの向き合い方で、自分なりに登ればいいかな と思っています。



今日はお客さんがTiny Pouchを持って、裏山へ向かいました。

こんな感じで、自転車にしっかりとつけられるほか、ウェストポーチとしても使えますので、軽快にアウトドアをするのにちょうどいいです。



オンラインストアでもご購入できます。



明日は休業、土曜日からよろしくお願いします。

我が家の裏にある山、裏山ハイキングは往路30分、復路15分でとてもちょうどいい。


それでいて標高が889mほどあり、遥か遠くに御嶽が見える。


雨の日でも行こう という気になる山。

それに加え家の裏から続く登山ルートでは、序盤5分は針葉樹林帯、そこからは広葉樹林帯に入る。

暖かな視界が空気のおいしさと相まって、人間がわざわざハイキングに出かける理由を表している。


麓(我が家も含む)が霧に包まれている。

↓雨の日の山頂。雲の向こうには上の山々があるはずだが、もちろん見えない。

雨の日は、麓からは山がほとんど見えない。

霧に向かって歩き、濡れた樹林帯を息を切らして進むと、雲の中にある山頂に着く。

誰もいないし、何も見えない。

でもわざわざ登りたくなるのは、雨の樹林帯に漂う果てしない奥深さと、独りでその地に足を置く少しの緊張感を味わいたくなるから。




こういうちょっとしたハイキングには、Tiny Pouchくらいのサイズがちょうどいい。

荷物なんてほとんど必要ないから、大きいバッグは持っていかない。


せいぜい

・500mlナルゲン

・電話

・ファーストエイド、ヘッドライト(一応)

これくらいだ。

<SALT WORKS> Tiny Pouch 8800円(税込)

自転車のハンドルバーバッグになり、またウェストポーチにもなる小ぶりなポーチ。

詳しくはこちらから



鈴は、音を出したり出さなかったり。

ハッチさんのベルは、気持ちのいい音が出る。また消音機能もバッチリなので、静かに歩きたいときは消音で歩く。

見た目もいいし、とりあえず持っていきたくなるベル。




ひとまず一通りのカラーが売れまして、順次製作しており明日には全カラー復活します。


来週末のFIELD STYLE2024にも持っていきますので、会場に来られる方ぜひ手に取ってみてください。


では明日も、よろしくお願いします。

先日、プロのカメラマンからの依頼で、自転車修理の模様を撮影してもらう というのがあった。


さまざまな業種の”職人”の写真を撮り、展覧会をする ということで、知り合いからの紹介でうちに来てくださった。


それからしばらくして、

展覧会で紹介するための「肩書き」を教えてください と連絡があり、しばし考えた末、

「自転車整備士」と答えた。



で、今、それがとてもしっくり来ている。



自転車についてあれこれとやってはみた土本ですが、

所詮というか結局というか、

自転車整備士だな と自分に対して思った。


良くも悪くも割り切ることができたというか、

自転車においては明確に「これ」という枠にハマっている と、今は自分でそう思っている。

そして枠にハマっていることを前向きに捉えている。

自分にできることは、ここからここまでだ と悟った。




同時に、カバンを作っている。


実際にはカバンの方が、依頼も作業もニーズも多い。


時々壁にぶち当たるが、それはそういう道なのだから仕方がない。

しかし諦めずにやっていると、実際すんなりと超えられる。



僕が作る鞄には、背景に自転車が映る。

デザインコンセプトは、自転車がきっかけだ。


自転車の世界がこうなったらいいのになぁ という考えは、鞄に生かされている。

これは言葉でも説明ができる。

実際、鞄を買ってくれた人たち、手にとってくれた人たちには、出店先であれECサイトであれ細かく説明をしている。また手にとってくれた人たちは、なんとなくわかってくれているはずだ と考えている。



自転車にずーっと明け暮れていたからこそわかったことがあり、

実はそれは竹のように地続きとなって他のものと繋がっているんだ と実感している。


僕の場合、自転車と鞄は、地下で竹のように繋がっている。


地表に出ている部分のことを、地表に出るための「手段」と言うならば、

手段は変わっても、地下茎にある自分の思いは表現ができると考えている。





こないだのとよたアウトドアフェスタでの30分トークには、知った人たちがたくさん聞きに来てくれた。

正直な話、豊田に住んで6年とはいえ、いきなり田舎に引っ越したものだから豊田市街の友人はあまりおらず、アウェーで話すことになるなぁ なんて思っていたが、


わざわざトークだけ聞きに来てくれた人もいた。


自分の表現が少なくともここの人たちには届いていて、そして聞きに来てくれている と思うと、ものすごく勇気が湧いたもので、安心して話すことができたのを覚えている。




で、ようやく気づいたのだが、

自分は表現をするのが好きだし、そして表現をしたいものがある。

100人中何人がそれに呼応してもらえるかはわからないが、とにかく表現がしたい。

表現をしないと気が済まない。



で、最初に戻りますが、

そんな「自転車整備士」の顔もある土本を撮ってくださったカメラマンの展覧会があります。(マンに”さん”付けがなんか変なので、”マン”で通します)

撮っていただいて、実はものすごく嬉しい。


FIELD STYLE出店の週で、名古屋に行くのがちょっと厳しく展覧会に行けない気がしているので、お近くの方、ぜひ行ってみてください。



雨の低山へ。


低山と言っても家の裏山に登った という程度ですので、特にこれといって書くほどのことでもないのですが、

10日ほど運動を控えていたこともあり、久しぶりの山歩き(本当はサイクリングをしたかったが雨なので変更)がとても気持ちのいい体験となった。

それに加えて"雨"の山。


ちょっとその描写を、山の雰囲気を書きたくなるが、とてもじゃないが雰囲気を全て言い表すことなんてできない。

一言で言い表せられることなんて世の中そんなに無いと思っているが、それと同時に「一言で表現してはいけない」とすら思う。


濡れた道

霧の林間

白い視界




一言で言い表すことができるものなんて無い。

今日はなぜか朝一から息子と森で薪(たきぎ)を集め、焚き火をして、焼き芋を焼いていた。


焚き火はいい。

焚き火も、一言で言えないなぁ。



なんだか一言で言えないものって、魅力がある。


人間だもの みつを。(←このブログは時々全てこれに帰結させる癖がある)




ではまた明日、よろしくお願いします。

オンラインストアへ、新作バッグをアップしました。


Tiny Pouchです。

ハンドルバーバッグになり、ウェストポーチにもなる。


実は松本市で開催されたALPS OUTDOOR SUMMITや、新城市DAMONDE TRAIL、とよたアウトドアフェスタでも販売をしていました。

大変ご好評をいただきました。

ありがとうございます。


オンラインストアも、ぜひよろしくお願いします。

この形状で製作したハンドルバーバッグ ROLL BAR POUCHを一年前にリリースし、改善を加えてTiny Pouchとなりました。


ROLL BAR POUCHは、サコッシュと同じ生地に、裏地としてフッ素フリーCO撥水のリサイクルナイロンを使い、2枚の布をボディに使ったハンドルバーバッグ専用モデルとして販売しておりました。

第一号でご購入いただいた方が、釣り用のチェストポーチとしてカスタムして使っていたり、そのほかご購入いただいた方がいろんな使い方をされているのを時々見かけたので、

そこも改善点と踏まえ、汎用性を広げ、ボディ生地を2枚から1枚へとシンプルにして一新し、ウェストポーチ用のベルトを新たに追加いたしました。


前モデルから名前は変わりましたが、

ハンドルバーバッグとしての使いやすさは飛び抜けています。


まず、サイズがちょうどいい。

大きいハンドルバーバッグはいくらでも売っていますが、やはりどうしてもハンドリングが気になるのと、実際はそこまで荷物が必要のないシーンが多いので、大袈裟になる。


小ぶりで、しかし必要最小限がしっかりと入るバッグというのは、まだ少ないように思います。

そして身体につけても可愛らしく、普段からも使える という点は、SALT WORKSの軸ですので、見た目もその通りになったかな と思います。


↑以前のモデルを、ブロンプトンに使っていただいている。

開口部を内側におりこんで、カゴのようにしています。




というわけで、オンラインストアでご購入いただけるほか、

来月のFIELD STYLEにも持っていきます。



オンラインストアはこちら

SALT WORKS Creemaショップ

SALT WORKS BASEショップ





明日明後日は定休日です。



では木曜日から、よろしくお願いします。