初シクロクロスの感想。「軸」=ニッチ。

東海シクロクロス出店&レース出走から打って変わって、家と作業場から出ない日々を過ごすこと3日。


ずーーーっと、追い込む感じのライドをしていなかったので、初めてのシクロクロスはそれはもう散々なものでした。

いや、散々とかいうレベルを超えて、「なんで出たの?」と言われるレベルだっただろうと思います。

まともに練習などしなくとも、長距離レースを走ることができた20代はもう過去の話。

20代、あれは夢だったのか。


人間だもの。みつを。

写真は、Tamoさんのもの。SALT WORKSを最初期から使っていただいています。




超いまさら感のある、初シクロクロス。(何を隠そう僕はただの自転車遊び派なので、レースとはほぼ無縁の自転車ライフでした。)


ここのレース会場に辿り着いている人たちは、

「自転車を買って、」

「サイクリングに行って、」

「ロードレーサーなりマウンテンバイクなりのスポーツ走行に目覚めたり、または馴染みのサイクルショップに出会ってライド仲間に恵まれたりして走行距離を伸ばし、自転車にどっぷりハマり、」

そして、

「仲間から”シクロクロスって知ってる?”と誘われたり、」

「馴染みのショップの情報でシクロクロスのことを知ったりした」

人たち500名ほど。おそらくほとんどの参加者が自転車の猛者。


シクロクロスは、かなりニッチなスポーツ。

ここの会場には、ちょっとやそっとじゃ辿り着けないぞ。



ですが、今回の新城市東郷ケッターパークで開催のiRC TIRE CUPでは、ニッチなスポーツにたどり着いた大勢の猛者の中に、

新城市の地元キッズがたくさんいたり、奥三河の太鼓の演奏が響いたり、エンジョイ勢がエンジョイしていたり、そして僕のようにレーサージャージを捨ててしまって普段着で挑むような場違い人間をも包み込む空気がありました。


それは、大会を作ったHATCHさんの手腕であり、また大会のために”大切な工場の敷地”(僕は昔トヨタ系の工場に出入りしていたので安全第一絶対である工場の敷地は神聖な場所だと理解している)を親切心で提供しているだろう新東工業さんだったり、冠スポンサーのiRCさんだったり、そして普段は地元キッズで賑わっている東郷ケッターパーク、その全ての要素があるからできる大会だったんでしょう。


感想は、もう、運営が凄い としか言えない。

内部でどんなドラマがあったのかなんて、経験の薄い僕にわかるはずがない。それは想像を絶していると思う。



で、レースに出た感想ですが、

おそらくレース会場や、出走スケジュールによって感想は変わるだろう と思いました。

要するにあやふやなのですが。


僕は初めてのシクロクロスが東郷ケッターパークで本当によかったです。

これが、砂地にタイヤが埋まるコースでレーサーの目が三角になっているような会場だったりしたら、もう2度とやらないでしょう。


自分の「自転車にのんびり乗るエンジョイ勢としての心意気」をいう”軸”を、周りのレーサーの無慈悲さに持っていかれそうになりながら、それなりに楽しめたかなぁと思います。要するに場違いだったんですが、それでも「楽しかった」という感想です。



あくまで、レーサーがやり合う場です。

そこをエンジョイ勢としてどう楽しむか というのは、個人のその、目の前のことを楽しみに変換するスキルによると思います。


逆にいうと、とことん楽しめる人にとっては楽しいんじゃないだろうか と思います。

僕が勝手に「遊びの達人」だと思っている夫妻は、初レースを結構楽しんでいました。



自転車を操るには「軸」を知るのが必要なように、

遊びを楽しむにも、その人が自分の「軸」を知っているかどうかで変わるだろうし、

「軸」を持っていれば、場の雰囲気に呑まれることなく場を楽しめる。


「軸」か。

「軸」って、長いこと続けないと立たない。


ってことで、「軸」を持っている人たちの集まりだった なんていう結論に至ったわけですが、どうでしょう。


いずれにせよ、「軸」という感覚自体がニッチなので、ニッチなスポーツだなぁ という感想です。

悲しいけれど、自転車自体がニッチか。



豊田市開催に向け準備中です。

頑張ります。



では明日もよろしくお願いいたします。


豊田市稲武の自転車屋 土本自転舎

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