Sumikko-gurashi.kokoga ochitsukundesu
本日もご相談や納車をさせていただきました。ありがとうございました。
納車したお客さまからいただいたプレゼント。
隅っこ暮らし。ここが落ち着くんです。と書いてある。
嬉しいなぁ。ありがとう!
なんで一人だけUFOキャッチャーで持ってかれてるのかが非常に気になる。
こないだふと、一番近い自転車屋、もしくは修理店は何キロ先にあるんだろう?と思って調べてみたら、
約30キロ先まで無いことが判明。
さらに古ーい自転車から最新のレーシングバイクまで扱える自転車屋は、おそらくもっと無いことでしょう。
自転車が壊れたら数十キロ先まで車に積んで持っていかなければいけない状況、しかもパンク修理のように10分ほどで終わる作業のために1時間以上車を走らせる となると大変でしょうから、もっともっと当店の知名度を上げなければ、自転車屋はうちしかないんだから、責任重大だ と気がつきました。
話変わりますが、土本自転舎は、自転車の販売、修理だけの提供ではなく、遊びや使い方の提供をできるよう、常設無料のコース あけび沢パンプトラックを運営しています。
あけび沢パンプトラックの存在意義を最近考えているのですが
山間部においては子供は大体みんな自転車を持っているけれど、自転車を移動手段として使うシーンは、坂ばかりだからどうしても少なくなる。
ならば積極的に、遊ぶために自転車に乗る ができれば手持ちの自転車の活用ができる。
上記の意義は、コースをオープンしてから2ヶ月が経過した結果得た意義。だから後付けの意義といえばそうなのですが、でも意義は意義。
パンプトラックというのはまだまだ認知が行き届いておらず、100人自転車乗りを集めてもおそらくパンプトラックを走るのが初めてという方が8割?9割?という世界。
でも、ゆるーくて誰でも最初から完走できるようなコースを作ろうとは思いませんでした。
できないことができるようになる。パンプトラックにおいてはそれが非常にわかりやすい形で、安全に経験ができるからです。そしてそれは一個人での経験。
スタートできなかったのが、スタートできるようになる。
↓
ゴールできなかったのが、ゴールできるようになる。
↓
ペダルを漕がなければゴールできなかったのが、漕がずにゴールできるようになる。
↓
失速している箇所がわかるようになって、そこの対策がわかりすんなり走れるようになる。
みたいに。
ゆるーいコースの存在を否定するつもりはありませんし、それがあるから本格的なコースや上級者のみ楽しめるコースも輝く と思っています。始めやすさ は大事。
あけび沢パンプトラックは、小さいですが本格的なレイアウト。コブは正直言って大きめです。
そうは言っても、子供たちは最初は走れなかったのがスタートさえできるようになれば気づいたらゴールができるようになっていて、大人とは成長スピードがあまりに違いすぎて、びっくりします。成長を如実に感じるので、見ていて楽しいです。
そう、本格的なコースなので、あけび沢パンプトラックが走れるようになれば、ジャンプしかない(!)超上級者コースでなければどこのコースへ行っても走れるし、安全に楽しめます。
特に、近くだと長野県CABトレイルのように温泉やレストランなどがある施設に併設されたパンプトラックもあって、自転車を持って家族で遊びにいくと楽しいと思います。
実際あけび沢パンプトラックへ来られるご家族もこないだ行ってきた模様。
感想がすごく聞きたい、、!
ジャンルを理解するには、回数をこなすことと、深みを知ることだと思うのですが、
パンプトラックで言い換えると、回数とはコースの周回を重ねること。いろんなコースに行くのもいいとは思いますが、同じところ(しかし単調ではなくしっかり考えられているところ)をぐるぐる回るのはとてもいいと思います。
深みを知る とはパンプトラックで言うと、前述したように本格的なコースのこと。
できないこと、わからないことがわかるようになっても、知れば知るほどわからないことが目の前に出てくること。そしてそれを理解しようとせずにはいられない。
それを、自分自身の中だけで思考し、苦悩し、実践し、得る。
なんだか経験がステータスへと安易に変換されがちな世の中で、誰もがわかりやすい経験のジャンル(海外経験とか、超過酷な山旅とか)が硬い棒切れとなって他人に振り回されているのをたまに見かけると、
山里で自分のジャンル「自分の思う自転車屋」を極める。ただそれを続けたい。
となりました。
隅っこ暮らしかどうかはわかりませんが 「ここが落ち着く」そうなのかも。
長文失礼しました。
明日もよろしくお願いします!
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