パンプトラックのイベントでした。&課題の収穫。

あけび沢パンプトラックへお越しいただいたみなさまありがとうございました。


月一恒例にしている「管理人が居る日」は一年続けて2年目に入り、まぁ無理やりにでも続けてきましたが続けた甲斐はあるなぁと思える1日でした。

まともな写真も撮らないまま過ごしてしまいましたが、4組ほどと少ない人数ながら今年最初の管理人が居る日、収穫もありました。

あえて収穫と言いますが、言い換えると、どうにかしなければならない課題 が見えてきました。

あけび沢パンプトラックで遊んで少し慣れてきた子たちの受け皿が少ないことで、今せっかくマウンテンバイクを楽しむようになった子たちが将来乗るのをやめてしまう可能性が高い、というか現状だと間違いなくそうなるだろうと感じました。


端的にいうとやはりフィールドがないとマウンテンバイクは発展しないのは明白で、それは間違いなく全国的な問題ですが、人口2000人足らずになったここ稲武でも起こっていることです。

「フィールドが無い→場所が無いから趣味の選択肢に入らない→人口が増えないから考える人の分母も少ないという悪循環の中にいるマウンテンバイクの環境を打破する初めの一歩は、小さなフィールドが身近にあることだ」 と思いあけび沢パンプトラックを作ったという経緯もあります。

実際に少人数ながらあけび沢パンプトラックがきっかけでマウンテンバイクに親しんでくれるようになった人たちがいて、時々遊びに来てくれているようです。

ただ、小さなコースの中だけでずーっと遊び続けるのはやはり限界があるので、そこからステップアップして、なるべく近場で日常的に遊べるコースが無いと、飽きてしまうだろうと思いました。


コースを作った年にまだ小さかった子が、こないだ会ったら大きくなっていて、その受け皿が無い。子どもの成長は早いなぁとか言ってられないなぁと、正直焦っています。


同時に、目の前からマウンテンバイクのメジャー化へのチャンスがこぼれ落ちていくのをただただ見ているような、そんな気分です。



なので、、ロングトレイル、あるといいよなぁ。自分も乗りたいし。笑


ただ、豊田市の山間部はマウンテンバイクの活動をしている団体がいくつかあって、またそのコミュニティも広いことから、将来できたりして、、、なんてまぁ、まだただの夢です。



先に言った、フィールドがないとマウンテンバイクは発展しない というのをもうちょっと掘り下げると、フィールドを消費するだけだと下の世代が育たない という問題も見えてきます。

現状の趣味人口の逆ピラミッド状態は、そこが原因としか思えないのです。


マウンテンバイクのフィールドである自然環境へはもちろんのこと、遊びの環境改善や土壌づくりにも目を向けることで、下の世代が育って、マウンテンバイクを好きでい続けてくれて、趣味人口が増えて、やっとフィールドの消費を受け入れられるのだろうと思います。


この辺のフィールドづくりの話についてはまずは業界人が考えて行動をしないと話にならないですし、お客さんにそれを考えさせている現状から、自転車の遊びを広げようとしている立場としてどうなのかと疑問に思っている人もたくさんいると思います。もちろん業界人の中でもそこに動いている方はたくさん居ますので、未来は明るいだろうと思っています。


とまぁ、厳しいことを言ってもたかが小さなコースをやっているだけの身ですので大した説得力もないかもしれませんが、マウンテンバイクの遊びの普及に、身近なフィールド作りは欠かせないと思いますので、そういった活動はぜひとも誕生してほしいと願っています。



では明日もよろしくお願いいたします。




豊田市稲武の自転車屋 土本自転舎

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