SURLYの良さ=自転車の良さ

以前土本自転舎で組んだSURLYのストラグラー


楽しみ方が増えたのでそれに対応できるようにタイヤを交換して欲しい とのことで点検も兼ねてお預かり。


SURLY STRAGGLER カラー:CHROLINE DREAM


いつ見てもいい色。

古いパーツを使いつつ全体的にクラシカルな印象に組みました。

タイヤをスリックから、ダートの走行を想定したものに変更。

アスファルトから林道やダートまでなんでもこなしちゃうSURLYのラインナップ群はフィールドで使う自転車としてとても重宝します。


頑丈なフレーム、太いタイヤが余裕で入る設計。レース用の軽量なものとは正反対のコンセプトにこそ良さを感じます。


スポーツサイクルとレースは切っても切れない関係です。

「レースで勝つため」「パーツメーカーが新たな規格を生み出して他の優位に立つ」ために自転車のさまざまな規格がこれまで変更されてきました。

自転車は末長く乗れる乗り物だというのが自転車の良さであると思っているのですが、規格が変更されるとそうはいきません。

古い規格のパーツは、新しい自転車には取り付けができなくなるので、古い自転車についているまだ使えるパーツや、昔から売っている馴染みあるパーツというのは新しい自転車に取り付けができず、ユーザーの買い替えサイクルが早まります。


でも、大多数のユーザーは「レースで勝つ」が自転車に乗る目的ではないし、ましてや「パーツメーカーの規格の取り合いレース」に巻き込まれて買い替えサイクルが早まるなんて望んでいません。


買い替えサイクルを早めるためかどうかはわかりませんがレースで勝つ、とにかくここ7年ほどの規格の更新は凄まじく、ユーザーを置いて行ってしまいそうな勢いでした。

それこそ2年前に買った自転車のフレーム(骨組み)が、2年経ったらもう古い規格になっていて新規格のホイールがはまらないとかザラでした。

規格の狭間にリリースされた車体なんかは今ではもはや車輪が手に入らない、という例もあります。これ、ほんの6年前?くらいの車体ですよ。



SURLYは、規格があちこちコロコロ変わっていった自転車の業界とは一線を画して、ユーザーが価格的にも規格的にも入手しやすいパーツで組み立てができるような車体をリリースし続けています。


そのコンセプトはフレームの頑丈さにも表れていて、肉厚のパイプであり内部まで防腐処理がされていることは、「買ったら永く乗ってくれ」と言っているようです。


永く乗れることが自転車の良さだと思っていて、SURLYはまさにそれを体現している。


うちはレース向きのショップじゃない(レースって書いてあるが実際はお祭り というイベントなら大好きなんですが)ので、これからもSURLYをなるだけ提案できるように頑張ります。


そう、今日SURLYの代理店から契約更新の連絡がきたのでそんなことを思いました。


来年も頑張ります。


豊田市稲武の自転車屋 土本自転舎

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